【ポッドキャスト紹介】キッズストーリー『At-Home Activities For 'A Cup of Poi'』
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【ポッドキャスト紹介】
キッズ用物語のポッドキャストの紹介です!子供用でもネイティブ向けに作られた物なので、学習者にはちょうど良いと思います。
今日紹介する物語は「Circle Round」というサイトに掲載されています。サイトの説明欄によると、Circle Roundは小さい子供を持つ親達によって創設され、世界の昔話をポッドキャスト化して集めています。
対象年齢はネイティブの10-14歳向けで、各物語は10-20分です。優しさ、諦めない心、そして寛大さの大切さを説く物語を集めています。
今日の物語『A Cup of Poi』
この物語はハワイの火と火山を司る神様の物語です。
最初はちょっとした説明や宣伝が入っているので2:17まで飛ばすと本文から聞き始めることが出来ます。
英語の勉強には全部聞いてみるのもいいかもしれませんね!
ダウンロードも無料で出来るのがありがたいです!ローカルに保存しておけばインターネットが繋がってなくても聞けますし。(例によりiPhoneは無理かもしれませんが(^-^;))
スクリプトはHPに掲載されています。下の画像をクリックするとページに飛びます。
それでは素人仕事ですが日本語訳を載せておきたいと思います!ネタバレ嫌な人はここから下は見ないでね(笑)
A cup of Poi 日本語訳
ナレーター:パレはハワイの火と火山を司る女神様です。女神様の好きな事は人間に変装する事でした。時には元気な若い女の子、時には年老いた御婆さんに変装し、人々が住むハワイの村を歩き回りました。
ある夜、太陽が沈むころ、パレは弱弱しい老婆を装いました。腰は曲がり、顔には皺が入り、そして髪は夜の空に輝く月と同じほど白くもじゃもじゃでした。ボロボロのクロークを骨ばった肩から垂らして、青白い指がごつごつした杖を握り、田舎道を足を引きずりながら歩き、そして大きなお屋敷の石畳を進みました。
パレ:こんにちは…?どなたか居ますか?
女性:はい?
ナレーター:パレが予想した通り、ドアを開けたのは煌びやかなイヤリングとブレスレットをつけ、上等な靴と服を着た裕福な女性でした。そしてその豪華な女性は、目の前に立っている弱った年老いた物乞いが残忍な火と火山の女神様とはつゆとも知りませんでした。
女性:どうされました?私と主人は今晩御飯の最中なんですが!
ナレーター:パレは入り口から、同じくらいけばけばした男性が大きなテーブルについているのをのぞき見しました。テーブルは豪華なテーブルクロスと、軍隊にも十分に供給出来そうな程の量の美味しい食べ物で覆われていました。ボールいっぱいのジューシーなマンゴー、大皿に盛った鮮魚、そして巨大なお鍋に入ったネバネバしたポイと呼ばれるプリンの様な食べ物がありました。ポイは「タロ」と呼ばれる山芋の様な根菜で出来ています。
パレ:一日中歩いて、どういう事か迷ってしまいました。日も暮れてきてとてもお腹が空いています。どうか食事を分けてもらえませんか?
ナレーター:豪華な女性はキラキラしたブレスレットを触りながらそわそわし、目をそらしました。
女性:食事を分ける…?申し訳ないけれど、分けられる食事はありません。
ナレーター:さぁ、女性と男性のテーブルがどれほどだったか、覚えていますね?ボールいっぱいのマンゴー、大皿に載った鮮魚、そして大量のポイがありました!明らかにこの夫婦は十分な量の食事がありました。パレはギラっとした目を女性の背けられた目に向けました。
パレ:一口か二口で良いんです…マンゴーを一切れだけでも分けてもらえませんか?
ナレーター:またもや、女性は目を逸らしました。
女性:だめ!マンゴーもないの!
パレ:じゃあ魚…?ほんの少しだけ…?
ナレーター:女性は頭を振りました。
パレ:わかりました…ではポイは?ポイを1杯だけ…?
ナレーター:女性は腕を投げ出しました。
女性:だめ!ポイもありません!言ったでしょう!分けられる食事はありません!マンゴーも、魚も、ポイもありません!
ナレーター:女神様の鋭い目が解けたマグマの様に光始めるのと同時に、パレは自身の内なる火が高まり始めるのを感じました。パレは大きく息を吐き、笑顔を取り繕いました。
パレ:よくわかりました。お時間頂いてありがとうございました。
ナレーター:そうすると、パレは杖に寄りかかりお屋敷から足を引きずって歩き田舎道にもどりました。
すぐにパレは別の家へ来ました。ずっとずっと小さな家でした。家というよりは小屋で、最初のお屋敷のダイニングルームに全て入ってしまいそうな程でした!
パレは小屋の横に小さな庭がある事に気づきました。乾いて汚れた庭に、こまごましてししなびたタロがほんの少しなっていました。
男性:こんばんは!どうしました?
ナレーター:パレは玄関に出てきた男性がみすぼらしい、染みついたシャツを着て温かい笑顔を向けているのに気が付きました。男性の後ろには小さな男の子が古い木のテーブルについていました。テーブルには小さなカップに入ったポイが…2つありました。
パレ:お邪魔してごめんなさい、でも迷ってしまいまして、お腹もくりぬいたパイナップルの様に空っぽなんです。どうか食事を分けてもらえませんか?もしご迷惑でなければ…
男性:全然迷惑ではないですよ!どうぞ入ってはいって。息子と私はちょうど晩御飯を食べ始める所だったんで、是非ご一緒してください!おーい、お客さんだぞ!
ナレーター:小さな男の子は椅子から飛びおりてパレをテーブルへ案内しました。
男の子:我が家へようこそ!ポイはいかがですか?
パレ:是非頂きます!ありがとう!でも2カップしか無いようだけれど…本当に分けてもらってもいいんですか?
男の子:勿論だよ!パパと僕はいつもわけるんだよ、そうだよね、パパ?
男性:そうだね!はいどうぞ。
ナレーター:男性は自分のカップをパレに手渡しました。
男性:私のポイをどうぞ。好きなだけ食べて、楽しんで。
ナレーター:パレはカップを受け取りネバネバどろどろしたポイを全てたいらげました。
パレ:うーん、今まで食べた中で一番美味しいポイだ!お代わりをお願いしたらあつかましいでしょうか?本当に美味しくて、私は一日中なにも手べてなくて、そして…
ナレータ:パレが次の言葉を発する前に、小さな男の子が自分のカップをパレの方に押し出しました。
男の子:はいどうぞ、僕のを食べて!
ナレーター:ポレはもう一杯のポレをガツガツ食べました。
パレ:なんてことだ!このポイはこの上なく美味しい!
男性:まだコンロの鍋に少し残っていますよ。もし欲しければ、残りのポイを入れてきますよ!もっと食べさせてあげられたらいいんだけど、今年はタロがあまり実らなかったんです。
男の子:地面がすごく乾いて埃っぽくて、何にも育てられないんです!
パレ:それは残念ですね。ポイはもう大丈夫、お腹いっぱいで満足しました。とても美味しい食事でした。お腹を空かした老人を助けてくれて、ありがとう。
男性:どういたしまして。
男の子:また会いに来てくれますか?
ナレータ—:パレの明るい目がきらりと光りました。
パレ:心配しないで、また会えますよ。
ナレーター:そうして、変装した火と火山の女神様は杖に寄りかかり、テーブルを離れました。よろよろと玄関から出て道に戻る時、男性と男の子は低くうなる音を聞き、灰色の煙の雲を目にしました。そして、何かが燃えるにおいがしました。
翌朝、お父さんと息子が乾いて埃っぽい庭を見に行くと、目にした光景は信じられないものでした!
男性・男の子:ワオ!
ナレーター:こまごましてしなびたタロの代わりに、何列にも並んだ強くて大きなタロがありました。大きくてハートの形をしたタロの葉が、空へと延びていました。
男性は地面に跪き土をすくいました。土は全く乾燥して埃っぽくはありませんでした。その代わりに、黒くて豊かでした。
どうしてだかわかりますか?
なぜならその土は…世界で最も肥えた土である火山の土だったのです。火山の土は本物の火山から出た火山灰が含まれています…だから火山の土は植物が良く育つミネラルと栄養がタップリなのです。
それからというもの、お父さんと息子の植物はとてもよく育ちました。すべては、親切の種をまいたなら、報いの収穫を受けるべきだという燃えるような信念を持った、残忍な火の女神様のおかげでした。
ラベル: 【ポッドキャスト紹介】
キッズ用物語のポッドキャストの紹介です!子供用でもネイティブ向けに作られた物なので、学習者にはちょうど良いと思います。
今日紹介する物語は「Circle Round」というサイトに掲載されています。サイトの説明欄によると、Circle Roundは小さい子供を持つ親達によって創設され、世界の昔話をポッドキャスト化して集めています。
対象年齢はネイティブの10-14歳向けで、各物語は10-20分です。優しさ、諦めない心、そして寛大さの大切さを説く物語を集めています。
この物語はハワイの火と火山を司る神様の物語です。
最初はちょっとした説明や宣伝が入っているので2:17まで飛ばすと本文から聞き始めることが出来ます。
英語の勉強には全部聞いてみるのもいいかもしれませんね!
ダウンロードも無料で出来るのがありがたいです!ローカルに保存しておけばインターネットが繋がってなくても聞けますし。(例によりiPhoneは無理かもしれませんが(^-^;))
スクリプトはHPに掲載されています。下の画像をクリックするとページに飛びます。
ナレーター:パレはハワイの火と火山を司る女神様です。女神様の好きな事は人間に変装する事でした。時には元気な若い女の子、時には年老いた御婆さんに変装し、人々が住むハワイの村を歩き回りました。
ある夜、太陽が沈むころ、パレは弱弱しい老婆を装いました。腰は曲がり、顔には皺が入り、そして髪は夜の空に輝く月と同じほど白くもじゃもじゃでした。ボロボロのクロークを骨ばった肩から垂らして、青白い指がごつごつした杖を握り、田舎道を足を引きずりながら歩き、そして大きなお屋敷の石畳を進みました。
パレ:こんにちは…?どなたか居ますか?
女性:はい?
ナレーター:パレが予想した通り、ドアを開けたのは煌びやかなイヤリングとブレスレットをつけ、上等な靴と服を着た裕福な女性でした。そしてその豪華な女性は、目の前に立っている弱った年老いた物乞いが残忍な火と火山の女神様とはつゆとも知りませんでした。
女性:どうされました?私と主人は今晩御飯の最中なんですが!
ナレーター:パレは入り口から、同じくらいけばけばした男性が大きなテーブルについているのをのぞき見しました。テーブルは豪華なテーブルクロスと、軍隊にも十分に供給出来そうな程の量の美味しい食べ物で覆われていました。ボールいっぱいのジューシーなマンゴー、大皿に盛った鮮魚、そして巨大なお鍋に入ったネバネバしたポイと呼ばれるプリンの様な食べ物がありました。ポイは「タロ」と呼ばれる山芋の様な根菜で出来ています。
パレ:一日中歩いて、どういう事か迷ってしまいました。日も暮れてきてとてもお腹が空いています。どうか食事を分けてもらえませんか?
ナレーター:豪華な女性はキラキラしたブレスレットを触りながらそわそわし、目をそらしました。
女性:食事を分ける…?申し訳ないけれど、分けられる食事はありません。
ナレーター:さぁ、女性と男性のテーブルがどれほどだったか、覚えていますね?ボールいっぱいのマンゴー、大皿に載った鮮魚、そして大量のポイがありました!明らかにこの夫婦は十分な量の食事がありました。パレはギラっとした目を女性の背けられた目に向けました。
パレ:一口か二口で良いんです…マンゴーを一切れだけでも分けてもらえませんか?
ナレーター:またもや、女性は目を逸らしました。
女性:だめ!マンゴーもないの!
パレ:じゃあ魚…?ほんの少しだけ…?
ナレーター:女性は頭を振りました。
パレ:わかりました…ではポイは?ポイを1杯だけ…?
ナレーター:女性は腕を投げ出しました。
女性:だめ!ポイもありません!言ったでしょう!分けられる食事はありません!マンゴーも、魚も、ポイもありません!
ナレーター:女神様の鋭い目が解けたマグマの様に光始めるのと同時に、パレは自身の内なる火が高まり始めるのを感じました。パレは大きく息を吐き、笑顔を取り繕いました。
パレ:よくわかりました。お時間頂いてありがとうございました。
ナレーター:そうすると、パレは杖に寄りかかりお屋敷から足を引きずって歩き田舎道にもどりました。
すぐにパレは別の家へ来ました。ずっとずっと小さな家でした。家というよりは小屋で、最初のお屋敷のダイニングルームに全て入ってしまいそうな程でした!
パレは小屋の横に小さな庭がある事に気づきました。乾いて汚れた庭に、こまごましてししなびたタロがほんの少しなっていました。
男性:こんばんは!どうしました?
ナレーター:パレは玄関に出てきた男性がみすぼらしい、染みついたシャツを着て温かい笑顔を向けているのに気が付きました。男性の後ろには小さな男の子が古い木のテーブルについていました。テーブルには小さなカップに入ったポイが…2つありました。
パレ:お邪魔してごめんなさい、でも迷ってしまいまして、お腹もくりぬいたパイナップルの様に空っぽなんです。どうか食事を分けてもらえませんか?もしご迷惑でなければ…
男性:全然迷惑ではないですよ!どうぞ入ってはいって。息子と私はちょうど晩御飯を食べ始める所だったんで、是非ご一緒してください!おーい、お客さんだぞ!
ナレーター:小さな男の子は椅子から飛びおりてパレをテーブルへ案内しました。
男の子:我が家へようこそ!ポイはいかがですか?
パレ:是非頂きます!ありがとう!でも2カップしか無いようだけれど…本当に分けてもらってもいいんですか?
男の子:勿論だよ!パパと僕はいつもわけるんだよ、そうだよね、パパ?
男性:そうだね!はいどうぞ。
ナレーター:男性は自分のカップをパレに手渡しました。
男性:私のポイをどうぞ。好きなだけ食べて、楽しんで。
ナレーター:パレはカップを受け取りネバネバどろどろしたポイを全てたいらげました。
パレ:うーん、今まで食べた中で一番美味しいポイだ!お代わりをお願いしたらあつかましいでしょうか?本当に美味しくて、私は一日中なにも手べてなくて、そして…
ナレータ:パレが次の言葉を発する前に、小さな男の子が自分のカップをパレの方に押し出しました。
男の子:はいどうぞ、僕のを食べて!
ナレーター:ポレはもう一杯のポレをガツガツ食べました。
パレ:なんてことだ!このポイはこの上なく美味しい!
男性:まだコンロの鍋に少し残っていますよ。もし欲しければ、残りのポイを入れてきますよ!もっと食べさせてあげられたらいいんだけど、今年はタロがあまり実らなかったんです。
男の子:地面がすごく乾いて埃っぽくて、何にも育てられないんです!
パレ:それは残念ですね。ポイはもう大丈夫、お腹いっぱいで満足しました。とても美味しい食事でした。お腹を空かした老人を助けてくれて、ありがとう。
男性:どういたしまして。
男の子:また会いに来てくれますか?
ナレータ—:パレの明るい目がきらりと光りました。
パレ:心配しないで、また会えますよ。
ナレーター:そうして、変装した火と火山の女神様は杖に寄りかかり、テーブルを離れました。よろよろと玄関から出て道に戻る時、男性と男の子は低くうなる音を聞き、灰色の煙の雲を目にしました。そして、何かが燃えるにおいがしました。
翌朝、お父さんと息子が乾いて埃っぽい庭を見に行くと、目にした光景は信じられないものでした!
男性・男の子:ワオ!
ナレーター:こまごましてしなびたタロの代わりに、何列にも並んだ強くて大きなタロがありました。大きくてハートの形をしたタロの葉が、空へと延びていました。
男性は地面に跪き土をすくいました。土は全く乾燥して埃っぽくはありませんでした。その代わりに、黒くて豊かでした。
どうしてだかわかりますか?
なぜならその土は…世界で最も肥えた土である火山の土だったのです。火山の土は本物の火山から出た火山灰が含まれています…だから火山の土は植物が良く育つミネラルと栄養がタップリなのです。
それからというもの、お父さんと息子の植物はとてもよく育ちました。すべては、親切の種をまいたなら、報いの収穫を受けるべきだという燃えるような信念を持った、残忍な火の女神様のおかげでした。
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