【文法備忘録】Start to不定詞 vs Start ingは違いがある!



こにゃにゃちは☆リアライズのちびっ子番長Kazusaです。最近リアライズの生徒さんと、めちゃくちゃ基礎的な単語なのに何故かしっかり理解しきれていない言葉が多いよ~という井戸端会議をした矢先、またひとつニュアンスの理解が曖昧になっていた単語を見つけました。ずばり、「start」です(笑)まさかこんな中学で一番最初に学ぶレベルの単語を良く理解していなかったなんて…まだまだ精進が必要です!Jamesにニュアンスを確認して整理したので、備忘録として記録しておきます。


start to VS start ing

私は以前はstartは後ろにingが来ると覚えていました。その後Jamesにto不定詞でもOKだよと何かの英語表現を確認した時に言われ、「え?いいんや?」という認識になりました。が、よくよく聞いていくとどうもこういう事の様です。

①start to不定詞は使えない動詞やシチュエーションがある
➁start ingはほぼどのシチュエーションでも使える

to不定詞もingも両方使えることは使えるが、ニュアンスが微妙に違うのでケースバイケースで常にどちらの表現でも良いとう訳ではなさそうです。to不定詞がOKな場合とingがOKな場合を整理していきます。

start to不定詞が使える場面

start to不定詞のニュアンスは大きく分けて二つ。「一瞬で終わる動作を始めたとき」と「習慣や趣味等を始めたとき」です。

<一瞬で終わる動作に使う>
to不定詞とingを比較すると、ingは動作が継続するニュアンスなのに比べて、toだとその場で終わるアクションを連想するようです。だから、It started to rain.は文法的にはありえるが、多くのネイティブは違和感を感じ、It started raining.の方がより自然に聞こえるようです。雨は降ったらたとえ短時間だとしてもしばらくは継続するからだそうです。これはネット上の他のネイティブも同じ事を言っているのを沢山見かけました。
She started to talk, but soon she was interrupted by a man.(〇)
この例文の場合は、話し始めた所すぐに男性に邪魔されたので、to不定詞が来ても自然なようです。

She started talking, but soon she was interrupted by a man.(〇)
to不定詞もOKだけどingでも同じニュアンスで使えるそうです。

She started to talk in the meeting.(×よりの△)
この場合は会議で話し始めたらしばらくは継続するはずなので、違和感を感じるようです。この場合はingを続けた方がナチュラルだそうです。

<習慣や趣味などを始めた時に使う>
もうひとつ、to不定詞を後ろに持って来てもナチュラルな場面は、その場の動作を始めたという意味ではなく、長い目で見て習慣や趣味を始めた時だそうです。例えば、He started to swim.というと、その場で泳ぎ始めたという場面ではなくて、スイミングという習慣や趣味を始めたというニュアンスに感じるそうです。もし「その場で泳ぎだした」という意味を伝えたい時はHe started swimming.と言わなければ不自然だそうです。

ここでややこしいのは、習慣や趣味を意味するHe started to swim.はHe started swimming.と言い換えても自然だそうです(笑)
「水泳という趣味を始めた」
He started to swim. (〇)
He started swimming. (〇)

「(その場で)泳ぎ始めた」
He started to swim. (×よりの△)
He started swimming. (〇)
start ing

start ingに関してはほぼどのシチュエーションも使えるようです。つまり、start to不定詞はナチュラルに使える場面が限定されるが、start ingはいつでも使ってよい!たぶんこれが私が一番最初にstartの後ろにはingと覚えていた理由でしょう(笑)いつも楽な方を選ぶので(笑)なので、私はこれからもうstart ingで固定しようと思います(笑)そしてネイティブの英語でstart to不定詞を見かけた時、しっかり場面分析して経験値を積んでいきたいです☆皆も沢山練習してみてね!
-K