勉強したつもりになってない?!問題集の使い方伝授!
私はTOEIC専門講師ではありませんが、TOEIC満点を取った事があるので教室ではTOEICの相談を受けることも多々あります。今回は「自分では結構勉強している方だと思うのに、スコアが700点台から伸びないわ」というレベル感の方向けです。まだそこに達していない方は、将来ぶち当たる壁かもしれないのでふんわり頭に入れておいてください。
さて、このレベル感の方達は単語帳も買ってまわしているし、勿論公式問題集やその他TOEIC問題集を何冊か持っていて勉強を進めています!という方が多いです。勉強時間もしっかり確保して努力しているのに全然スコアが上がりません、というご相談が多いです。
しっかり勉強しているのに何故スコアが上がらないのか?ズバリ答えから言います。自分の弱点や間違えるポイントが克服出来ていないので、同じ間違えを繰り返しているからです!
私が相談を受ける時いつも心がけているのが、問題点の洗い出しです。英語でも他の事でもいえるかもしれませんが、そこそこのレベルに達してきたら大体の事は成長スピードがゆるやかになります。初心者の間は知る事出会う事全てが血肉となり初心者ボーナスとも言える第1次成長期が来ます。それを過ぎると全体的なレベルも上がってしまうので、初心者の頃の様にめきめき成長している感が感じられません。それは普通です。全員そうです。
ただその時にどの様に勉強方法を切り替えていくかが重要になります。私は学習相談を受ける時全員に、普段使っている教材はどんなものか、どうやってそれを使っているかを聞きます。殆どの方は「この教材やってても結果が出ていなけど、この教材が良い教材か見て欲しい!」と思ってレッスンの時に持参してくれています。
だけど大事なのはその教材が良いかどうかよりも、その教材をどうやって使って勉強しているかです。この部分で実はほぼ全員の方が、沢山勉強時間を費やしているのに「勉強しているつもり」の状態に陥ってしまっています。
このパターンに陥っている方は、まず問題集を解きます。そして、間違い直しをします。何問中何個間違えたなーと確認して、さらっと解説部分を読みます。そして終わりです。実はこの流れは私から言わせると、「勉強をするための下準備」でしかありません。
問題を解いて間違った箇所を洗い出すという作業はそれだけで終わってしまうと、現状で解ける問題と解けない問題の仕分けをしただけの状態で、実質そこから全く何も学んでいません。それを何回・何時間と繰り返しても、問題の仕分けを何回も何回も繰り返してしまっているだけの状態になるのです。
肝心なのは、①なぜ間違えたのかを分析する事②次回同じ問題が出てきたときに次は正解出来るように覚え込む事です。この作業が一番大切な学びの本質となります。
正直、自分が正解出来た問題は私は目もくれません。どうでもいいです、興味もないです。そこから学び取るべき事はもう何もないからです。私にとって魅力的、知的好奇心がくすぐられるのは間違った部分です。それこそが今の自分の伸びしろであり、自分の成長の原石と言えます。間違えが明確になったなら、それさえ直せばダイレクトにスコアに直結するという事です!テンション上がります!
それでは、間違えた問題を洗い出せたら次はどのように分析対策していけるかを伝授します。
①問題の分析
TOEIC問題は2種類しかありません。文法問題と単語問題です。問題の選択肢を確認し、単語が全て関連のない単語なら単語問題です。選択肢の単語が同じ単語の時制違いや語尾が違っているバージョン(go, went, goes, going)(beauty, beautiful, beautifully等)ならそれは文法問題です。
②問題点の具体的洗い出し=宝探し
ここで、自分の間違えの殆どが単語問題ならば、今の課題が語彙力である事が分かります。問題集を解きまくる勉強方法は効率が悪いかもしれません。文法問題を練習してもすでに正解するので、そこに割く時間が少し勿体なく感じます。単語帳に勉強時間をより多く割り振りするとスコアが伸びそうですね。
もし自分の間違えの多くが文法問題であれば、文法項目でまだ習得しきれていない単元が多くあるという事です。何故自分が選択した答えは間違えなのか、正しい回答は何故それが正しいのか、しっかり説明できるようになるまで調べて学んでください。その過程で、例えば「正解は現在完了形だったけど、自分が選んだ過去形が何故間違いなのか、この二つの違いが分からないな」と感じたらそれは今勉強するべき事は現在完了形だという事です!ここでTOEICから離れて文法書に戻って、しっかり現在完了形を学び直すのです。
これの繰り返しをしていくと、「To不定詞がしっかり説明出来る程理解できていないな」とか、「Wouldってなんやねん?」とか、「主語がSheなのに何故動詞の原形やねん?」とか、どんどん自分が説明しきれない箇所がより具体的に浮き彫りになります。これこそが!宝の山!成長の原石です!見つけたならがっちり掴んで絶対に離さないで!今、ここで、それらを学び取る事こそが英語力の向上に伴うスコアアップなのです!文法なんで全部同じなので、後は単語が変わるだけというか、単語さえ覚えれば文法問題が自分の得意分野にさえなります!こうやって、少しずつ弱点を強みに変えていくことが出来ます!
③隅から隅まで単語も洗い出す
前述のとおりTOEICには文法問題だけじゃなく単語問題もあります。また長文問題ではどれだけ知っている単語があるか、また、うろ覚えじゃなく親しみ度の強い単語がどれだけ多いかがスーパーキーポイントになります。TOEICは99%の人が時間が足りないと感じる試験なので速読スキルがとても重要になりますが、この速読をするためにも単語との親しみ度が大切です。何か見かけたことがある単語とか、この前勉強したのは覚えてるけど意味が出てこないとかだとまだ「ただの知り合いレベル」です。でも「apple」と聞いたら皆さん反射的に「🍎」この絵が頭に浮かぶ位にappleという単語には親しみがあると思います。これが私の言う「単語の親しみ度」です。これを高めないといけません。
まずは、自分が今回解いてみた箇所の問題、選択肢、全てにおいて知らない・うろ覚え単語を抽出します。TOEIC公式問題集だと、解説本に問題も全て書いてあるので、そこに蛍光ペンをひいたりしても良いですが、理想は単語カード(フラッシュカード)や自分で登録するタイプの単語アプリ、繰り返し復習出来る自分の単語ノート等に書き出すのがよきです。あとは、それを常に持ち歩いて隙間時間で繰り返し繰り返し勉強して暗記するのです!
これを繰り返すと最後には、お持ちの問題集の中から知らない単語はない!という状況になるはずです。とは言え、100%完全に覚える事は出来ないので結果的にはよく覚えられても7割程度になるでしょう。それでも今と比べたら目を見開くレベルで語彙力がUP出来る事が想像出来るかと思います。
④もう一度問題を解いて再現性を高める
これだけしてようやっと、問題集2週目に取り掛かります。以前間違えた文法も習得した、単語も以前より覚えた、その状態でもう一度同じ問題を解いて下さい。前回間違えた箇所は今回は確実に正解しているはずです!もししていなかったら、①に戻って勉強を繰り返してください笑。
まとめ
ここまでしてやっと「問題集を使い倒した」という事が出来るでしょう!どうしても本を買うとお金を払った時点で満足してしまったり、問題を解いて勉強した気になってしまいがちです。問題集は解いたら終わり状態にならないように、勉強の下準備しかしていないという状態に陥らないように、気を付けてください。お金を払った分しっかり元取って、学び取れる部分は全て搾り尽くして、自分の成長につなげましょうね☆それでは、今日派この辺で(*^^*)ノシ
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